ホームページが無い会社は時代遅れ?売上・信頼性アップのための知識

皆さんこんにちは。

最近では中小企業でも大半の会社がホームページを持つようになり、今ではホームページを持たない会社は珍しくなりました。

そこで、改めてホームページを無いことのデメリットについて解説いたします。中には、「今までホームページ無しで営業をしてきたのだから、周りが持っているからといって慌てて作らなくても良い」「そもそもホームページを作る予算が無い」という考えの方もいらっしゃると思います。

それらの考えが時代遅れなのか否か、ホームページが無いことのデメリットを踏まえて紹介します。効果的なホームページを作成するための方法についても案内しているので、ホームページを作ろうか迷っている方はぜひ参考にしてください。

目次

ホームページが無い会社は時代遅れ?売上・信頼性アップのための知識

2019年現在、ホームページを持たない会社の割合は約1割となっていますが、企業がホームページを持たないことにはどんなデメリットがあるのでしょうか?考えられる主なデメリットを4点紹介します。

「怪しい」と思われてしまう

一般消費者の多くは、企業の情報などを確認する際にホームページを確認します。

2015年にアドビシステムズ株式会社がおこなったアンケート調査「消費者の商品情報収集におけるWebの役割を把握する」によると、店頭で気になった商品があった消費者のうち60.2%が、「その場もしくは後からWebで情報を調べる」と回答しています。

お店の看板やチラシなどで興味を持ってもらえた人の約6割が、より詳しい情報を求めてホームページを探されるということですね。

せっかく興味を抱いてもらっても、その時にお店やサービスのホームページが無かったら、「怪しい」と思われてしまいます。9割の企業がホームページを持っているからこそ、消費者にとってホームページは「あって当たり前」だからです。

サービスが案内できないので、ライバル企業に負けてしまう

消費者がサービスについての詳しい情報を調べている際に、ホームページが無かったら店頭や会社に足を運ばない限り詳しい情報を調べることができません。

さらに、ライバル企業・店舗のホームページに商品やサービスの詳しい情報が掲載されていたら、消費者はライバル店に魅力を強く感じる可能性が高いでしょう。つまり、ホームページを持たないことによって、みすみす見込み顧客をライバル店に奪われてしまう可能性が生じるということです。

顧客が困った時に問い合わせができない

自社の商品やサービスを利用している顧客が、使い方がわからなかったり商品に不具合が発生したりして困った際、ホームページがあれば「お問い合わせフォーム」から質問をしたり、メールで質問をしたりすることができます。

ホームページが無い場合には、電話で問い合わせをすることになりますが、電話を掛けること自体が精神的な負担になるだけでなく、営業時間外に問い合わせができないという点も不便に思われてしまいます。

人材採用が難しくなる

ホームページの無い会社は、求職者から信頼を得にくいこともあり人材採用の面でも悪影響が起こりえます。詳細は「ホームページが無い会社は求職者の志望動機に影響⁉人が集まらない?」の記事で解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

参考ホームページが無い会社は求職者の志望動機に影響⁉人が集まらない?

 

SNSやポータルサイトでホームページの代用はできないか?

「ホームページを作成する知識やノウハウがない・・・」「ホームページを作成したり、管理したりする金銭的な余裕がない・・・」といった理由から、SNSやポータルサイトなどでホームページの代用ができないかと考えられるケースもあると思います。

ここでは、SNSやポータルサイトでホームページの代用ができないかどうかについて解説します。

例外を除いて、SNSやポータルサイトとは別にホームページは必要

原則としてホームページとSNS・ポータルサイトの役割は異なります。

マーケティング用語でいえば、SNSやポータルサイトは顧客の「検索」という行動を通して自社・店舗を紹介する「プル型」の広告です。対して、ホームページは作成後にチラシにurlを掲載したり、インターネット広告と連動させたりするなど、積極的に営業活動をおこなう「プッシュ型」広告の要素も持っています。

SNSやポータルサイトでは実現できない役割を持たせることもできるため、ホームページを持つことはとても重要なことです。

さらに、ポータルサイトは「じゃらん」」「価格.com」「食べログ」など、業界内で信頼性が非常に高いサイトを除き、どうしても集客力に結びつきにくい側面があることと、ホテルなど場合にはポータルサイトでおおまかに情報をつかんだあとオフィシャルサイトで写真や細かなサービスなどをチェックされることも多いことにも要注意です。

SNSやポータルサイトのみで効果的に集客できる業界

小規模の飲食店や美容院など一部の業界では、ホームページを作成するよりもSNSやポータルサイトを有効活用した方が効果的な集客がおこなえる場合があります。(「ホームページ 必要ない」にて詳細を紹介しています)。

参考ホームページが必要ない業界もあるの?業界別に事情や対策を解説

 

ホームページを作る方法とは?

ホームページを作る方法について解説します。

レンタルサーバーを借りて自社で作成する

ホームページを作る際に必ず必要なものが、Webサーバーです。Webサーバーについて簡単に説明すると、インターネット視聴者からの「ホームページを閲覧したい」というリクエストにたいして、リクエストされた通りのページを表示するための働きをするもののことです。

もし、ITについてある程度の知識を持っているスタッフがいる場合には、自社でWebサーバーを購入しなくてもWebサーバーというサービスを活用して安い月額でWebサーバー機能を利用できるサービスがあります。

ただし、レンタルサーバーを借りて自社で作成する際には、ホームページに関する知識を持ったスタッフが最低1人は必要です。スタッフの知識が乏しい場合には、デザイン性に優れたホームページが作れなかったり、インターネット系のトラブルが生じた際(ホームページが表示されないなど)に対応できなくなったりしてしまうため、あまりおすすめではありません。

ホームページ制作会社に依頼する

ホームページ制作会社に依頼をして、ホームページを制作してもらう方法もあります。ホームページ制作費用は、業者や作成するページの内容によって異なります(1サイトを数万円で作成できる医場合もあれば、数十万~数百万円を超える場合もあります)。

ホームページ制作会社に依頼する際に注意したいことは、業者に丸投げにせず自社でしっかりとコンセプトを考えてから依頼をすることです。

コンセプトの無いホームページはレシピの無い料理のようなもので、見栄えなどの体裁を整えても伝えたいメッセージが伝わらなくなりがちです。まずは、自社のスタッフでどのようなホームページを作りたいか、ホームページでどのような情報を発信したいか、ということをしっかりと考えてから、ホームページ制作を依頼しましょう。

まとめ

ホームページ無しで営業を続けているとなかなか感じにくいことかもしれませんが、ホームページが無いことのデメリットは非常に大きなものです。見込み顧客を失ったり、採用が難しくなってしまったりといったデメリットを防ぐための最善策は、やはり優れたホームページを持つことです。

ホームページを作ること自体は、それほど高額な費用をかけなくても対応可能です。ただし、ホームページを作成する際には、どのような手順を取るにせよ自社で方向性を明確にして、誰にどのような情報を伝えたいかということを明確にする姿勢が重要です。

ホームページを持っていない企業・店舗は、ぜひ今回の記事を参考にしていただけたら幸いです。