ホームページのデザインが古い場合の大きすぎるデメリットとは?自社のページを見てもらえない!

皆さんこんにちは。

ネットなどで、たまたま見かけた会社さんのホームページが古っ!と思うことはしばしばあります。

仕事柄どうしても、目についてしまい、ついつい見てしまうんですよね。

自社のホームページが古いままで気にされていない経営者さんがいますが、やはりホームページはネット上での店舗となるので古いままにしておくのはマイナスイメージを与えてしまいかねません。

「ホームページのデザインが古くても内容がきちんと見られるから問題ない」

「どうせウチの会社のホームページはあまり見られていないから、費用をかけてデザインを作り直さなくても今のままでいい」

以上のような考えからホームページのデザインを何年も古いまま放置している会社もあります。中小企業の場合は大手企業のように2~3年周期でホームページをリニューアルするのは大変ですが、それでもホームページを作ってから10年程度経過するとかなり「時代遅れ」のホームページになってしまいます。

今回は会社のホームページが古すぎる際のデメリット、古いホームページの特徴などを紹介したうえで、リニューアルをする際の注意点について解説します。古いホームページを放置されている企業の担当者様においては、どうか他人事だと思わずにチェックをお願いします。

目次

ホームページのデザインが古い場合の大きすぎるデメリットとは?自社のページを見てもらえない!

ホームページのデザインが古い場合の3つのデメリットについて紹介します。

スマホでうまく表示されない(レスポンシブデザインになっていない)

最初の大きなデメリットは、スマホやタブレット端末でアクセスした際に、ホームページがうまく表示されないことです。2016年以降、ホームページ閲覧者のうちスマホユーザーはPCユーザーを上回っています。スマホに対応していないということは、自社の見込み顧客の過半数を見捨ててしまうということになります。

検索エンジンで検索した際に順位が低くなることがある

ホームページのデザインは直接SEO(検索エンジン最適化=検索時の上位表示のための対策)に影響するわけではありませんが、間接的に大きく影響しています。

例えば、スマホ対応しているか否かはSEO対策の重要な要素の一つで、検索順位に大きく影響することが知られてします。

また、ホームページの見づらさや使い勝手の悪さからユーザーがホームページに満足していない場合(直帰率が高い、ホームページの滞在時間が短いなど)は、検索エンジンからのホームページの評価も下がり、検索順位が下がりやすい傾向があります。

ホームページの信用が落ちる可能性がある

デザインが古い場合、閲覧者は以下のような不安を感じる場合があります。

・ホームページを更新する予算もない会社なのではないか?

・デザインが古いということは、掲載されている情報も古くて不正確なのではないか?

ホームページが信用されないことから、会社自体の信用を落としてしまう結果になります。同業他社が見栄えの良いホームページを公開している場合、ホームページの差で顧客を奪われてしまうことにもなりかねません。

ホームページデザインが「古い」とみなされてしまうホームページの特徴

検索ユーザーが「古い」と感じるホームページの特徴についていくつか紹介します。

画面が崩れてしまっている

「古い」以前の問題ですが、最新のブラウザに対応していないなどの理由により、古いホームページはデザインが崩れてしまうことがあります。

スマホでの閲覧時にデザインが崩れてしまう

スマホ対応していないホームページは、スマホで閲覧した際にデザインが崩れてしまいます。対応させるためには、以下の3種類の方法のいずれかを取らなければなりません。

①レスポンシブデザイン・・・画面サイズに合わせて自動的にサイズ調整をしてくれるWebデザインです。同じurlでPCにもスマホにも対応できます。

②動的な配信・・・動的な配信とは、プログラムによってユーザーがアクセスする端末にあわせたページを表示させることです。あらかじめPC用のページとスマホ用のページをそれぞれ作成しておき、PCからのアクセスの場合にはPC用、スマホからのアクセスの際にはスマホ用を自動的に切り替えます。

③別々のurlを用意・・・異なるurlでPC用とスマホ用の2種類のページを作成する方法です。

※レスポンシブデザインは最初の作成は少し大変ですが、その後はページを更新すれば、その後の更新は非常に楽です。反対に、動的な配信と別々のurlの場合最初は少し楽ですが、更新はPC用ページとモバイル用ページの両方を作らなければならないため、非常に手間がかかります。

使用している写真や素材が古い

10年近く古い写真を使用していると、写真が「古い」と感じられてしまったり、どうしても違和感のあるホームページになったりしてしまいます。

リンク切れや「準備中」が多い

デザインを放置しているうちに、設定したリンク先が存在しないホームページになってしまったり、公開する予定で準備したメニューがなくなってしまったりして、リンク切れを起こしてしまったりすることがあります。

過剰な装飾

Webデザインには流行があるので、数年前に流行したデザインのホームページは「古い」という印象を持たれてしまいます。2019年は、メニューやボタンなどがフラットで自然なデザインのホームページが流行している傾向があります。反対に、立体的な装飾や過剰な装飾は直感的に「古い」とみなされてしまいます。

コンテンツが更新されていない

コンテンツが長く更新されていないと、放置されているホームページという印象を持たれてしまうことがあります。特に「更新情報」「最新情報」などが数年間以上更新されていない状態の場合は、情報が更新されていないことが目立ってしまいます。

デザインをリニューアルする際に注意すべきこと

ホームページのデザインをリニューアルする際に注意すべき点について解説します。

デザインだけではなくホームページ全体をチェックすべき

ホームページのデザインが古い場合には、デザイン以外にも更新すべきポイントがたくさん存在するケースが多いです。具体的には以下の情報です。

・SEO対策
・コンテンツの更新(ブログ記事や最新商品の情報など)
・サイト表示速度(クリックされてもなかなか表示されない場合は、検索者は他のホームページへ逃げてしまいます。古い画像などを使用していると、画像が圧縮されていないため表示に時間がかかるケースが多いです)

古いホームページの修正事項は以下のページで詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

参考ウチのホームページは古い?売上アップのためにすべき対策とは?


デザインに凝れば良いというものではない

ホームページの目的は、売上や集客を増やすことであり、かっこよく見せるためではありません。目的を見誤って、デザイン性にのみこだわってしまうとサイトが重くなってしまったり、ユーザーにとって使いにくくなってしまったりして、売上にはつながらないホームページになってしまうことがあります。

明らかに「古い」という印象を与えてしまうホームページは改善すべきですが、デザインにこだわれば良いというものではないことに注意しましょう。

最新にこだわらず、自社のイメージにあったデザインを!

デザインは自社のイメージに合ったものを選びましょう。最先端の流行や大手企業の真似をする必要はまたくなく、アクセスした方が自社や商品に対して親しみを感じてくれるページであることが大切です。

まとめ

ホームページのデザインが古いと、単に「かっこ悪い」だけではなく、ホームページのアクセスが伸びない、売上が伸びない、会社や商品の信用が落ちてしまうといった具体的なデメリットがあります。これらのデメリットを解消するには、ホームページのリニューアルが必要です。

ホームページをリニューアルする際には、自社のイメージに合ったデザインに変更することが大切ですが、デザインばかりにとらわれるのではなく、顧客にとって利用しやすく、自社に対して良いイメージを持ってもらえるようなホームページになるように工夫しましょう。