みなさんこんにちは。
合同会社リードの金子です。
「餅は餅屋」って聞いたことありますよね。
その分野の専門家やエキスパートな人にお任せしたほうが良いという意味ですが、これを飛び越えたものを目にしたことがあったのでご紹介したいと思います。
去年ですが、茨城県のとある自動車板金工場さんのところへ打ち合わせに行ってきたのですが、そこでホームページ制作をお任せ頂いてくれて、ホームページに掲載する素材をパシャパシャと私が工場の中や外を撮影していたんです。
自動車板金屋さんって、いろいろな設備機器があるのでホームページに載せられる素材も多くて撮影している私も楽しく撮っていたんですが、
そこでちょっと気づいたモノがあったんです。
目次
【餅は餅屋】を飛び越えた自動車板金屋さんの技術に驚き
私はもともと自動車整備士を15年ぐらいやっておりましたので、そこそこですが自動車鈑金屋さんのことも分かる部分もあります。
一般の方はあまり知らないと思いますが、整備工場と鈑金工場って全く別物といえるぐらい設備機器が違うんです。
そんな違いが少し分かるので、あるものを撮影したときに気づいたんです
この黄色い設備機器と、その左隣ですが白い縦に立っている設備機器が見えると思います。
これは、どちらもフレーム修正機といわれる鈑金工場さん特有の設備機器でして、事故などで損傷した自動車のフレーム部分をじんわりじんわりと引っ張って修正をしていく専門の機器なんです。
鈑金工場さん専門お設備機器ならあっても全然おかしくないでしょ!
と思うかもしれないのですが、
私が違和感を感じたのは、このフレーム修正機が2つあるということです。
このフレーム修正機は結構な高額設備機器でして、ものによっては100万以上もするのもあるくらいなので、安くても50万前後はしてくる代物ですから、それが2セットある!
かなりの費用をかけているんだな~と思い
近くにいた社長さんに、「いや~フレーム修正機が2つあるなんて凄いですね~。これって結構高いんですよね~。」と声をかけたのですが
返ってきた返答が
「あ~それね~、自分で作ったから材料費だけだよ。」
・・・
えっ
自分で作った・・・
これを!!
嘘でしょ~
この出来栄え、どう見ても自作とは思えない・・・
と思って、いろいろと社長さんからお話を聞いていくうちに、あれこれと次から次へと自作で作った作品を紹介され納得。
餅は餅屋を飛び越え過ぎた板金屋さんの技術
フレーム修正機でビックリしていた私ですが、次に紹介されたのはフレーム修正時に使う床にある鈑金レールです。
画像の床にある、縦、横に広がっている鈑金レールがあるの分かりますよね。
これも、社長さんの自作!!
土間コンクリートだけは、左官屋さんにやってもらったようですが、鈑金レールを溶接したり加工したりしたのは社長が行い、見事鈑金レールの完成。
既製品ではできないような寸法や、自分好みの使いやすいように鈑金レールを配置しているので、確かに通常の鈑金工場さんよりもレールが多い。
さらに、これも
鈑金塗装をするときに使用する塗装ブース。
これも、社長さんが組み立ててしまったのだと・・・
いや、これを組み立てるって
普通、出来ないですよね・・
これですよ
まず、出来る自信もないですし、やろうというやる気も出ないですが(笑)
もう、あまりにも器用すぎて笑っちゃいましたよ。
整備士時代から、鈑金屋さんって器用な人が多いというのは感じてはいましたが、ここまで自分でやる人は初めてお会いしました。
もう自動車板金工場さんの枠を超えているような感じですが、感心されられました。
自動車業界でもIT業界でも餅は餅屋にお任せするべき
ここまで、餅は餅屋を飛び越えた板金屋さんの技術をご紹介しましたが、こんなめちゃくちゃ器用な社長さんでも超苦手な分野があります。
それは、
パソコンです(笑)
普段からパソコンはほとんど使用しないらしいですが、保険会社さんとのやり取りや、見積り、請求書、などを作成するときに嫌々やっているらしいのですが、もの凄くストレスになるらしいです。
つい先日も自動車板金システム関係のソフトを新しく追加するために、申し込みをしたのだがパソコンでの設定があるから、お願い設定しに来て!!
という感じで鈑金システムの設定をご依頼いただきまして、(本業ではありません(笑))設定なども私が代行をしております。
自分では苦手なことを時間とストレスを抱えて行うよりも、思い切って依頼をしてしまった方がトータル的にみると時間も費用も最小限で抑えることが可能になると思います。
特に会社のホームページとなると、会社のイメージにも関わる重要なポイントでもありますので、何かご相談がありましたらいつでもメールにてご相談ください。
もちろん、今回の板金屋さんのような技術とやる気がある場合には、本業じゃなくても自分でチャレンジするのも良いかもしれませんね。
それではまた!