皆さんこんにちは。
いきなりですが、自社ホームページの閲覧者が求めている情報って把握していますか。
自社のサービスや商品アピール?自社の良いところ?他社と自社の違い?
などなどホームページで公開している情報は沢山あると思いますが、これらが本当に閲覧者が求めている情報なのか。
ここを真剣に考えてホームページの情報発信している方って、実は結構少ないんです。
ホームページを活用して集客や売上を増やすために必要なことは、閲覧者が求めている情報を提供することです。伝えたいことを一方的に伝えるだけでは読者から支持されず、検索エンジンからの評価も高くなりません。
今回は、閲覧者が求める情報を知るための方法についてお伝えするとともに、閲覧者が求める情報を公開するための方法について紹介します。
目次
閲覧者が求める情報とは?ホームページコンテンツのつくり方
まずは、顧客ニーズに寄り添う姿勢が重要であることの根拠を2点紹介します。
根拠①興味のある情報が無ければすぐに閲覧者は離脱してしまう
一つ目の根拠は、興味のある情報が無ければ閲覧者はすぐにホームページを離れて他のページへ移動してしまうということです。つまり、顧客のニーズに寄り添わなければ機会損失をしてしまうことが増えるということです。
例えば、以下の状況が考えられます。
閲覧者
自分の子どもの成績を心配している。成績アップの方法をインターネットで検索しており、子どもの成績が上がりそうだと感じられれば、学習塾への入塾も選択肢の一つにしている
学習塾のホームページ
価格の安さやアットホームな教室の雰囲気、合格実績は伝えられているものの、具体的なカリキュラムや指導方法、成績をアップするためのコツなどが記載されていない
このケースでは、閲覧者が「この学習塾に通ったら成績が上がりそうだ」というイメージは抱きにくいでしょう。指導方針を伝えるのはもちろんですが、ブログなどで勉強法や受験対策を発信していくことで閲覧者のニーズに寄り添うことができ、興味を惹きつけることができます。
根拠②ユーザーのニーズをかなえるホームページはSEO対策として効果的
SEO対策を一言でいえば、検索エンジンで検索をした際に上位表示をさせるためのテクニックのことです。Googleは、検索順位決定のための基準として「ユーザーファースト」を掲げており、ユーザーのニーズや興味に寄り添ったホームページを高く評価します。
つまり、閲覧者のニーズに寄り添うことにより検索時に上位表示されやすくなり、ホームページを見てもらえる確率が高まるということです。
ユーザーが求めているものを知るためにはどうすればよいか?
ユーザーが求めている情報を知るための対策やツールについて紹介します。
自社の主要なサービスや顧客のニーズの洗い出しをおこなう
まずは、自社の主要なサービスや顧客のニーズの洗い出しをおこないましょう。自社の商品やサービスを求めている閲覧者が、どのような悩み、課題、ニーズ、要望、願望を持っているのかを明確にすることで、どのような情報を発信していくべきかの目星をつけます。
多くのインターネットユーザーは、検索エンジンに悩みや要望を検索して目的のホームページを探すので、洗い出したニーズからターゲットとする検索キーワードをピックアップしましょう。
実際にキーワードで検索をして上位表示されるホームページをチェックする
ピックアップしたキーワードで実際に検索をして、どのようなホームページが表示されるのかをチェックしましょう。特に上位表示されるホームページは、キーワードに対してGoogleが高く評価しているホームページと言うことなので、コンテンツのテーマや記載すべき情報など、大いに参考にすることができます。
Googleのサジェストワードや関連ワードを確認
サジェストワードや関連ワードは、検索ユーザーのニーズを理解する際に役立ちます。サジェストワードとは、Googleなどで検索した際に自動的に表示される入力候補のことです。
サジェストワード・関連ワードともに、キーワードと一緒によく検索されているものが表示されるため、検索ユーザーのニーズを深堀できます。
ツールを用いて共起語を知る
共起語とは、あるキーワードが書かれたホームページに頻繁に登場する単語のことです。共起語もサジェストワードや関連ワードとともに、検索ユーザーのニーズを正しく理解するために役に立ちます。
Googleトレンドやキーワードプランナーによる流行分析
Googleトレンドやキーワードプランナーは、Googleが無料で公開している検索ユーザーのニーズを把握するためのツールです。
両者はよく似たサービスですが、Googleトレンドは似た用語や関連語句なども含めて、検索ユーザーのニーズが大まかに確認できるのに対し、キーワードプランナーは、指定したキーワードと完全一致したキーワードの検索ボリュームが把握できます。
これらのツールを用いて、市場での検索数が多いワードやニーズが急上昇しているキーワードをチェックしましょう。
Googleアナリティクスによる検索ワード分析
自社のホームページを分析する際に不可欠なツールがGoogleアナリティクスです。ホームページのアクセス数やアクセス経路(どこのページから流入したか)、離脱ページ、ユーザーの検索キーワードなどをチェックできます。
ただし、検索キーワードのチェックについては、暗号化された検索キーワード(Googleでの検索など)がチェックできず、大半が識別されないため、Googleサーチコンソールを併用しましょう。
GoogleアナリティクスもGoogleサーチコンソールも無料で利用することができます。検索キーワードをチェックすることで、ホームページに訪問しているユーザーがどのようなワードで流入しているか、狙っているキーワードできちんと流入が増えているか、などのチェックができます。
閲覧者が求めるものが分かったら?
ホームページ閲覧者が求めているニーズが確認出来たら、ニーズにこたえるコンテンツを提供していきましょう。
情報の公開はブログがおすすめ
情報を公開する手段としては、ブログがおすすめです。
ブログ記事はずっと継続して残っていくため、公開した情報が半永久的にホームページの財産になるためです。結果的に、ニーズに対して、専門的な情報を網羅したホームページとして、検索エンジンからも高く評価されます。
ユーザーの求めるものに応えるためのブログのポイント
ユーザーニーズに応えるためのブログのポイントについて解説します。
情報の専門性+網羅性(ホームページを見れば疑問が全て解決できる)
ブログに記事を公開する際には、専門性が高く、そのページを見れば読者の疑問やニーズが全て解決できる内容にすることがポイントです。全ての疑問が解決できるという点から閲覧者の満足度が高まり、SEO対策としても効果的です。
1ページ=1テーマが原則
ブログ記事は、1ページにつき1テーマを記載することが重要です。例えば、学習塾のホームページで学習法について記載する際に、「中学1年生の国語の勉強法」について記載する際に、中学1年生の英語の学習法や小学校6年生の国語の学習法などは記載すべきではありません。
閲覧者が求める情報とは関係のないことは書かない
ブログ記事に、経営者やスタッフの日常を記載したり、まったく本業とは関係のないことを書いたりすることはSEO対策としては全く意味がありません。それどころか、「余分な情報が多い」という印象から読者離れを招いてしまったり、検索エンジンから低く評価されたりすることがあります。
本業の内容以外でどうしても伝えたい内容がある時におすすめの手段は、SNSやアメブロなどの無料外部ブログです。これらのツールを使用すると、ホームページの内容を薄めることなく、伝えられます。
まとめ
今回は、ホームページで閲覧者が求める情報を記載することの重要性と、情報の伝え方について紹介しました。
ポイントになるのは、閲覧者がどのような情報を求めているのかを正確に把握することです。そのためのツールや手段は非常にたくさんあるので、うまく活用して閲覧者に支持されるホームページを作成しましょう。
ブログなどのコンテンツの公開方法やテーマなどに迷ったら、ホームページ制作会社やSEO業者に相談するのも効果的です。
ですが、まずは自社のスタッフと一緒になって話し合いましょう。
いきなり費用をかけて業者に依頼をするのではなく、まずは自分達で考える。
ここから初めてください。
そして、どうしても息詰まるようであれば、その時はホームページ制作会社などに相談すればいいだけです。
初めからホームページ制作会社に相談してしまうと、やりやすい方向に収められてしまう可能性が高く、的を得ていない制作会社もたくさん存在しています。
そんな良い制作会社かどうかを判断するためにも、まずは自分達で知識をつける!ここが良いコンテンツ作りをしていけるポイントです。