皆さんこんにちは。
いくつもの会社さんのホームページを制作させていただくと、たまに既存のホームページ情報がびっくりするくらい足りてないホームページをみかけることもあります。
せっかく会社の情報を発信できるホームページなのに必要な情報が記載されていないのは、結構致命的な問題です。
ではどんな情報が必要なのか?
これから会社のホームページを作る際に、何を記載すべきかについて悩むこともあるかもしれません。
そもそも、企業や店舗のホームページには必ず記載しなければならない必要記載項目があります。必要記載項目が記載されていないと、ホームページがあっても会社の信頼性が得られず、売上や集客にもつながりません。
今回は、会社のホームページの必要記載項目について紹介するのでぜひ参考にしてください。
目次
会社のホームページに必要な記載項目とは?
ホームページは、日記や個人のブログのようにただ伝えたいことをだらだらと書いていても意味がありません。ホームページを意味のあるものにするためには、必ず以下のポイントを押さえるべきです。
・会社としてアピールしたいこと・・・「当社の強み」「会社や商品の特徴」「ブログ記事」など
・商品やサービスの購買につながる情報・・・「商品・サービス紹介ページ」「ブログ記事」など
・顧客の利便性を高める情報・・・「アクセスマップ」「お問い合わせ」「Q&A」など
・企業としての信頼性を高める情報・・・「会社概要」「プライバシーポリシー」など
どのような業態であっても、以上のようなユーザーにとって必要な情報は必ず記載すべきです。
ホームページの印象を大きく左右する「トップページ」
ユーザーが最初にアクセスするページがどのページになるのかは検索エンジンの結果次第とはいえ、最も多くのユーザーが最初にアクセスするのはトップページです。トップページは、会社のホームページの印象を決定づけるページでもあるので、利便性と同時にイメージも重要です。
ここでは、トップページに関するポイントについて紹介します。
コンセプトや企業イメージが伝わる内容にすること
最初に強く意識したいのは、トップページはコンセプトや企業イメージなどにマッチしたページにすべきであるということです。
ページのカラーやフォント、使用する画像のイメージや選ぶ画像の素材などが会社のイメージとかけ離れていると、見込み顧客から期待するイメージを持ってもらえなくなります。
まずは、自社や自社の商品のブランドイメージを確認し、どのようなイメージを顧客に持ってもらいたいのかを考えましょう。そしてそのイメージをデザインに落とし込むようにしましょう。
ユーザーが知りたい情報まで最短ルートでたどり着けるようにページを作成すること
上で紹介した通り、ホームページは利便性が非常に重要です。アイテム数の多いECサイトなどや取り扱いアイテムのジャンルが多いお店のホームページなど例外はありますが、理想を言えばトップページから3クリック以内であらゆるページに到達できるホームページが理想的です。
最短ルートで到達するためには、分かりやすく正確なカテゴリ分けです。例えば、眼鏡ショップの場合、次のようにカテゴリ分けをします。
商品一覧 女性向け ブランドA
ブランドB
ブランドC
男性向け ブランドD
ブランドE
ブランドF
輸入ブランド 海外ブランドA
海外ブランドB
海外ブランドC
補聴器 補聴器
簡略化してありますが、眼鏡を探しているユーザーにとっては上記のように簡略化してカテゴリ分けしてあるととても探しやすいことがイメージしていただけると思います。
このように必要に応じて商品やサービスをグループに分けて、ユーザーにとって分かりやすく示すことが重要です。
※ちなみに、SEO対策(検索エンジンで上位表示を目指すための対策)においても分かりやすくカテゴリ分けすることが効果的だといわれています(検索順位を決定するためにホームページを評価するロボットはリンクをたどってページを評価するので、カテゴリ分けがうまくされていると漏れなくページをチェックして、評価しやすくなるため)。
会社の信頼性に関わる「会社概要」
会社概要を詳しく記載すると会社の信頼度が高まります。
・代表者
・会社の情報(住所、電話番号、問い合わせ先のメールアドレス)
・従業員規模
・主要取引先(関連会社やグループ企業などを除いて、大手企業を中心に記載しましょう)
・沿革(創業や直営店のオープン、新ブランドの立ち上げなど)
・主な実績(制作物など形のあるものの場合は、写真などの掲載も効果的です。会社概要のページは味気ないページになってしまいがちなので、写真を活用することでユーザーにとっての印象もすごくよくなります)
売上や集客に影響する「コンテンツページ」
商品やサービスの魅力はコンテンツページで詳しく紹介しましょう。
商品/サービスの紹介ページ
Webカタログやサービスの紹介などのページです。スペック情報など数値化できる情報を漏れなく伝えるほか、写真を積極的に活用しましょう。
従業員紹介
従業員の特徴や仕事への意気込みなどを記載することにより、ホームページ上で顧客から親近感を感じてもらうことができます。
導入事例
購入を迷っているユーザーに対してかなり効果的なのが導入事例です。商品を使ったときのメリットや満足感が伝わるように記載しましょう。わざとらしかったり、大げさすぎたりすると逆効果になるので、実際のユーザーの声を集めた方がリアリティのある導入事例になります。
ブログなどのコンテンツ記事
ブログのメリットや商品のメリットを直接伝えるだけではなくユーザーの悩みに訴えられることです。例えば、老眼鏡に関するコンテンツを記載するときに、「新聞が読めなくなった」「40代でも老眼鏡になるって本当?」などの潜在顧客が持っている悩みやニーズにもアプローチできます。
その他、ホームページの機能として必要なページ
ホームページには、売上や企業の信頼性を高めるための情報以外にも、ユーザーの利便性を高めたり、法律的な要件を満たしたりするために記載すべき情報があります。
問い合わせフォーム
ホームページから365日24時間問い合わせができる状態はもはや常識です。問い合わせフォームを設けてことで、顧客から気軽に問い合わせや要望が届くようになり、機会損失を防ぐことができます。
Q&A
よくある質問については、Q&Aを作成しておきましょう。自社でアピールしたい点や強みをQ&Aでアピールする方法も効果的です。
プライバシーポリシー(個人情報保護規定)/特商法
プライバシーポリシーは、個人情報保護に関する考え方や方針に関する宣言です。全てのホームページに必須というわけではありませんが、ホームページ上で顧客の個人情報を取得する可能性がある場合は必須です(ホームページ上で通販をおこなう場合など)。
またネット通販事業者に関しては「特定商取引法」の記載も必要です。特商法は、業者と消費者間でのトラブルが生じやすい取引について、勧誘行為の規則やクーリング・オフなどに関して記載したものです。
近年は、コンプライアンスがかなり厳しくなっているため、これらの記載漏れがあると大きく信頼を損なってしまう可能性があります。
その他資格やライセンスに関する記載事項
Pマークの取得や各種資格、ライセンス、独占契約などは記載しておくことで顧客に対するアピールになります。また、ライセンスを保有していなければ提供できないサービスなどもあります。
ライセンス提供者の制定するルールに従って、ライセンスマークなどを記載しましょう。
まとめ
ホームページに何をどのように記載すべきかについて細かなマニュアルはありませんが、必ず記載しなければならないこと、記載しなければ売上や顧客・取引先からの信頼につながらないことはたくさんあります。
漠然とホームページ制作について考えられている方は、今回のページを参考にして何をどのように記載すべきかについてイメージを膨らませてみてください。
記載事項が決まってきたら、ホームページ作成業者と一緒に動線についての相談をしたり、どのようにカテゴリ分けをするかなどを考えたり、と次のステップへ進むことができます。手間や面倒のかかる作業に思えるかもしれませんが、売上アップにつながるホームページ作りの第一歩ですので、ぜひ実践してください。