ホームページを自社制作するために必要な知識と3つのメリット

皆さんこんにちは。

たまにクライアントさんに「よくこんな難しそうなホームページなんて作れるね~」と言われることがあります。

経営者さんは基本的に忙しい方が多いので、そもそもパソコン作業をあまりしない。というか全くしない。むしろしたくない(笑)。という方も私が出会ってきた中で結構な割合でいます。

そういったパソコン嫌いの方々からしてみたら、ホームページなんて難しくて業者にお任せしているケースがあります。

しかし、一方では自社で制作されるている会社さんもあります。

ホームページを自主制作といえば、「ITスキルに強いスタッフがいない」「本業で忙しく、そのような手間がない」といった声が聞かれることが多いですが、実際に自主制作するのは難しいことなのでしょうか?

今回は、ホームページを自社制作するために必要な知識と3つのメリットを紹介します。自社制作をするにせよ業者に依頼するにせよ、企業活動をおこなううえで、ホームページに関する知識を身に着けることは非常に重要なので、ぜひ参考にしてください。

目次

ホームページを自社制作するために必要な知識と3つのメリット

ホームページを自社制作する際に、決めておきたいポイント3つのポイントについて解説します。自社の状況を踏まえて、以下の3つのポイントを決定できればホームページは自社制作できます。

ホームページの方向性

ホームページを作成して公開するには、目的によって方向性や内容が変わってきます。「集客・売上を増やしたい」「自社や自社サービスの価値を高めたい」という点は当然ですが、より具体的に考えましょう。

例えば「どんなターゲットに、何の情報を、どのように伝えるか?」といったことを具体的に落とし込むことによりホームページの方向性が明確になります。そして、方向性が定まれば、「どのようなイメージのデザインにするか?」「どのようなコンテンツを作成するか?」といったこともイメージしやすくなります。

ホームページを自社制作する3つの方法

具体的にホームページをどのような方法で作成するかについて検討します。

無料作成ホームページ

もっとも簡単にホームページを作成する方法は、WiXやJimdoなどの無料作成ホームページを利用する方法です。この場合、Webに関する専門知識がなくても直感的な操作のみでホームページを作成することができますが、自社とは関係ない広告が自動的に表示されてしまったり、ホームページの機能などに制限が生じてしまったりするというデメリットがあります。

CMS

WordPressに代表されるCMSは、ホームページに関する知識をそれほど持たなくてもホームページを作成できるサービスです。CMSは現在数百以上も存在するといわれていますが、「全てのホームページの3割がWordPressで作成されている」といわれるほどWordPressが圧倒的シェアを誇っています。

とはいえ、大半のCMSでは多少のhtmlなどの知識は必要で、デザインやプログラムを設定する際には比較的高度な知識が必要なこともあります。CMSはSEO対策(検索エンジンで検索した際に上位表示されるための対策)に強いものが多いこともあり、ホームページ制作会社に依頼してCMSにてホームページの作成を依頼するパターンも少なくありません。

HTML/CSSにて作成

ホームページ記述言語であるHTMLやホームページの装飾を施すための言語であるCSSを用いて、一からホームページを作成する方法もあります。簡単なページを作る場合でも手間と時間がかかってしまうので、自社にホームページ専門の部署がある場合でもホームページを一から作成するケースは稀です。

ホームページ作成・運用に関する費用

ホームページの作成・運用にどれだけの費用が掛かるかについてはあらかじめチェックしておきましょう。とはいっても、自社制作の場合にかかる費用は、レンタルサーバー代やドメイン取得代のみ(有料のCMSやシステムを導入する場合には別途費用が発生します)なので、実費としてはかなり抑えられます。

 ホームページを制作するために必要な知識とは

ホームページを自社で管理するために必要な知識について解説します。

サーバー

サーバーとはネットワーク上で他のコンピューターに対して、自分自身が持っている機能やサービスを提供するコンピューターのことです。サーバーにはいくつか種類がありますが、ホームページを公開する際にはアクセス者に対してホームページを表示させる機能を持つWebサーバーが必須です(その他のサーバーの種類としてはメールサーバーやデータベースサーバーなど)。

Webサーバーの中にもいくつか種類があり、サーバー用のPCを購入して自社に設置する自社サーバーやネットワークを通じてWebサーバーの機能を借りるレンタルサーバーなどがあります。

ホームページを公開するためにはサーバーが必須なので、自社サーバーを構築して運用したり、レンタルサーバーを契約・更新したりする作業・手続きが必要です。

ドメイン

ドメインは、インターネット上の住所のようなものです。ホームページのurlは「www.●●●.com」などのように表記されますが、「●●●」の部分がドメインです。本来、urlはIPアドレスという数字の羅列なのですが、分かりやすくするために英単語や日本語のドメインが利用されています。

企業でホームページを運用する際には、ドメインを自社の会社名にするケースが一般的です。希望のドメイン名称があれば、ドメイン専門会社かもしくはレンタルサーバー業者にてドメインを取得することができます(重複などがなく利用可能なドメインの場合に限ります)。

オリジナルのドメイン名のことを「独自ドメイン」といいますが、顧客や取引先に対して分かりやすいことに加え、信頼感の獲得にもつながります。また、他社に自社の社名を使ったドメインを悪用されないためにも独自ドメインを取得するのは効果的です。

SSLサーバー証明書

SSLサーバー証明書とは、ホームページの情報が暗号化されて通信していることと、ホームページの運営者の身元を証明することの2点を証明するものです。ユーザーにとっては、入力した個人情報が第三者などに盗み見される心配がないこと、ホームページの運営者がきちんと身元確認をおこなった業者であることを示すものということになります。

SSL通信に対応すると、アドレスバーにカギの絵が表示され、安全性の高いページであることをアピールできます。また、検索エンジンはユーザーの安全性についても配慮しているため、SSL非対応のページよりも検索順位が上昇しやすくなります。

特にクレジットカード情報や顧客の個人情報を入力するページでは、SSL対応は必須です。

ホームページを自社制作する3つのメリット

ホームページを自社制作する際の3つのメリットについて紹介します。

デザインを自由自在に管理できる

自社でホームページを作成する際には素材の用意とデザインの知識さえあれば、自由自在にデザインを設定できます。ホームページデザイン会社に企業イメージを伝えるのに苦労したり、イメージしたものと全く異なるものが出来上がってしまったりする心配や手間から解放されます。。

ホームページ作成の知識をつけられる

ホームページの作成を通して、担当者はかなりのホームページ知識を身に着けることができます。ホームページに関する知識は、ホームページを運用したりアプリやソフトウェアなどと連携させたりする際にも必要になるものが多いので、とても大きな財産になります。

いつでも自由に更新できる

ホームページの自社で管理する場合には、ホームページ業者の都合に関係なくすべて希望するタイミングでホームページのデザインやコンテンツの変更が可能です。市場の動きや業界の動向に合わせて自由にホームページを管理できます。

まとめ

今回は、自社でホームページを作成するために必要な知識とそのメリットについて解説しました。

ホームページの自社作成には、方向性、作り方、予算の3つのポイントがあります。また、無料ホームページ作成サービスを利用する場合などを除けば、サーバーやドメインなどに関する知識もある程度必要になります(契約の保守作業やトラブル時の対応などのため)。

いつでも自由にホームページの更新や管理ができる点などのメリットもあるので、業者に依頼した場合と費用対効果を比較しながら検討されてみてはいかがでしょうか?