個人事業主がホームページを持つ5つのメリットと信用を得るためのコツ

皆さんこんにちは。

私のクライアントさんでも個人事業主さんは多数おり、ホームページを活用して頂いております。

企業や団体(社団法人、NPO団体、医療法人など)にとってのホームページの重要性は言うまでもないことですが、個人事業主においても同様に重要です。むしろ、個人事業主だからこそ活用したいホームページのメリットも少なくありません。

今回は、個人事業主がホームページを持つメリットを5点紹介したうえで、個人事業主が信用を得られるホームページの作り方について紹介します。これからホームページを作りたい方、リニューアルを検討されている方はぜひ参考にしてください。

目次

個人事業主がホームページを持つ5つのメリットと信用を得るためのコツ

個人事業主がホームページを持つメリットを5点紹介します。

受注ルートを一つ増やすことができる

ホームページをうまく活用すれば、「注文フォーム」や「お問い合わせ窓口」から注文が入るようになります。しかも、ホームページは24時間365日無休で稼働させられるので、営業時間外でも顧客から問い合わせを受けることができます。

個人事業主の場合は、少人数で運営に関するあらゆることをしなければならないため、ホームページが営業マンとして機能することにより、効率的に利益を増やすことができます。

最新の情報を発信できる

ホームページでは、伝えたい情報をリアルタイムに発信することができます。従って、1週間限りのキャンペーンや在庫処分セールなどの案内、緊急性の高いニュースなどもホームページであればすぐに顧客に知らせることができます。

仕組みを整えてしまえば、簡単な作業で情報を発信できるので、状況に応じた臨機応変な営業活動が可能になります。

信用につながる

ホームページを持っているということが信用につながります。正確かつ情報量豊富なホームページを作成できれば、ライバル企業はもちろん大手企業に太刀打ちすることも可能です。

ただし、ホームページが長期間にわたって放置されていたり記載されている情報が間違っていたりすると逆に信頼を損なってしまう要因にもなります。

商圏が拡大できる

扱う商材にもよりますが、インターネットを利用すれば商圏が日本全国に広がります。特に、オンラインで納品が可能なWebツールやチラシ、デザインなどの制作物、宅配業者を使って納品が可能な商品などはホームページ上で販売まで完結させることができます。

業務を拡大したい時に広告の選択肢が増える

自前のホームページを持っていれば、リスティング広告やディスプレイ広告などのインターネット広告への出向、地域や業界のポータルサイトの掲載、Googleマップなどのその他のサービスとの連携などが活用できます。

広告の手段が増えることにより、ますますの業務の拡大が期待できます。

個人事業主がホームページで信用を高めるコツとは

ホームページによって顧客からの信用が高まれば、集客や売上の増加にもつながります。個人事業主がホームページを使って信用を高めるためのコツについて紹介します。

質・量ともに充実したホームページを作る

最も重要なポイントはホームページのコンテンツの質・量を充実させることです。正確かつ専門的な情報を網羅した読み応えのあるホームページを公開すれば、読者から信頼を得ることができます。

逆にいえば、読者から信頼を得るためには、業界の専門家ならではの専門知識や独自の視点を生かしたコンテンツを発信するようにしましょう。

トレンドに合ったデザインのホームページを作る

ホームページのデザインはあまりに古いと、「長い間放置されているホームページである」という印象を受けます。大手企業のような凝ったデザインにしたりプログラムを多用したりする必要はありませんが、トレンドに沿ったホームページ作りをするように意識しましょう。

「トレンド」というと少し専門的な印象を受けるかもしれませんが、パッと見て「古い」「時代遅れ」といった印象を持たれなければ大きな問題はありません。

運営者情報を掲載する

個人事業主であっても運営者情報は必ず記載しましょう。特に、ホームページ上で何かしら商品やサービスを販売する場合は特商法(特定商品取引法)により氏名・住所・電話番号の公開が義務付けられています。

商品を販売しない場合においても、近年は従来と比較してインターネットに掲載されている情報の信頼性が厳しくチェックされるようになりました。運営者情報を公開して、詐欺業者や趣味サイトではなくその道の専門家としてコンテンツを掲載していることをアピールしましょう。

実績やお客様の声を掲載する

個人事業主のスキルの高さや仕事の品質を保証してくれるものは過去の実績やお客様の声などです。大手企業と異なり、ネームバリューやブランドが無いので、実績や口コミを積極的に公開することで信頼獲得を目指しましょう。

その際に注意したいポイントとしては、お客様に必ず了承を取ってから掲載することです。また、口コミを掲載する際には不自然にならないように(特に、大げさな表現にならないように)注意しましょう。

料金やサービスの内容を具体的に記載する

業界にもよりますが、料金プランやサービスの内容が不透明の場合は不信感を抱かれてしまう原因になることがあります。公開可能な範囲で、料金プランやサービス内容は明確にしておきましょう。

業界の特性やサービスの内容により料金の明示が困難な場合には、見積もりフォームを目立たせるなど閲覧者が安心できるようなホームページを作成しましょう。あるいは費用の見本を掲載するのも一つの方法です。

個人事業主のホームページ開設手順

まだホームページを持っていない個人事業主の方がホームページを開設する手順について解説します。

手順1.ホームページのコンセプトを決定する

最初にホームページのコンセプトについて決定します。個人事業主のホームページは新規顧客の獲得、注文の受注、情報の発信などさまざまな役割を担うことになるため、サービスのイメージに合った使い勝手のよいホームページであることが重要です。

手順2.ホームページの公開方法を確認する

ホームページを公開するには、主に以下の方法があります。

①WiXやJimdoなどの無料ホームページ作成サービスを利用する
②サーバーをレンタルして、ホームページ作成ソフトを使って自製する
③ホームページ制作会社に依頼して作成してもらう

どの方法が優れているということはありませんが、ホームページに関してあまり知識や作成経験がない方にとっては、①もしくは③がスムーズではないかと思います。

ホームページ制作会社に依頼する場合には、業者によって費用やサービスの内容が大きく異なるので、予算を確定してから見積もりを取って個別に検証する必要があります。一方の無料のホームページ作成サービスには、SEO対策の効果が限定的であったりデザインが制限されてしまったりするというデメリットがあります。

手順3.ホームページを作成する

ホームページの公開方法が決定したら、ホームページを作成して公開します。コンセプトに沿ったホームページが作れていること、欲しい機能がきちんと搭載されていること、ホームページにエラーなどが生じていないことなどが重要です。

まとめ

ホームページは個人事業主の方の信用の裏付けのためにも非常に効果的です。

そのためには、情報の量と質、ホームページのデザイン、実績の掲載などがポイントになります。

コンセプトを設定して、費用対効果を踏まえてホームページの公開手順や方法を決定しましょう。