皆さんこんにちは。
今や9割の企業が自社のホームページを保有している現在、ホームページはもはやほぼ全ての業種において当たり前のように必要です。しかしながら、地域密着型の企業や個人経営の企業、異なる方法で集客を集めている企業などは、ホームページの重要性をそれほど高く評価されていらっしゃらないかもしれません。
特に私が住んでいる茨城県では、まだまだホームページを活用されていない企業さんもたくさんおります。
そこで、今回はホームページの必要性が特に高い業種を紹介し、その理由と活用例について解説します。
今回の記事を通して、ホームページをより積極的に活用していくようご検討いただけたらと思います。
目次
ホームページが必要な業種を紹介 その理由と活用例
大半の業種でホームページは必要ですが、中でも特に必要性が高い業界を紹介します。
ECサイト運営・Web予約や注文の受注をおこなっている業種
Web上で、販売や予約の受付、問い合わせ対応などが完結できる業種は、ホームページにて売上の拡大と業務の効率化を実現することができます。
実店舗と異なり、ECサイト(自社商品をインターネット上で販売するサイトのこと)は、国内全てが商圏となります。また、Webからの注文に対して商品を発送するという形を取るので、接客スタッフや電話応対スタッフなどを多数そろえる必要がなく、少人数でも多額の売上をあげることが可能です。
個人の悩みや不安を解決する業種
カツラやしわ取り、浮気調査、遺産相続、借金など個人のネガティブもしくはデリケートな悩みの解決にはインターネットが利用されるケースが少なくありません。
実店舗に来店するのは精神的な負担が大きいことに加えて、入店するところを知人などに見られてしまうリスクがあるためです。
高価な商品
不動産や貴金属、自動車などの高額商品は、ユーザーが商品購入前に商品についてインターネットサービスするケースが一般的です。従って、商品に関する知識、商品の選び方、人気商品の紹介などのコンテンツを紹介することにより、自社の認知を高め、信頼を得ることができます。
トラブル対応など緊急時に役に立つサイト
住宅の水漏れ、雨漏り、ガス漏れ、交通事故対応、隣人とのトラブルなど緊急性の高いトラブルや悩みの解決のために、通常インターネットが利用されます。
従って、解決策を提示したり、どこに相談・依頼をすれば解決できるかを提示したりすることで、直接問い合わせにつなげたり、信頼を得たりすることができます。
ニッチな商品
主にBtoBの業種において、非常に利便性が高いにもかかわらず顧客から認知されていない商品があります
こうした商品やサービスは、ホームページ上で詳しく使い方や用途を紹介すると、サービスの認知が高まるというメリットもあります。
やみくもに作ればよいというわけではない!理想的なホームページ作成手順
ホームページが必要な業界だからと言ってやみくもに作ればよいというわけではありません。どのような手順でホームページを作成すればよいのかについて解説します。
ホームページはユーザーのニーズを満たす必要がある!
ホームページの目的は、検索ユーザーのニーズを満たし、悩みを解決することです。単に商品を紹介したり、会社情報を掲載したりするだけのホームページでは効果的とはいえず、ユーザーのニーズを満たすための情報が網羅されている必要があります。
ホームページ作り方のポイント
ユーザーのニーズを満たすための情報を網羅するために必要なホームページ作成のポイントについて解説します
①誰に向けてホームページを作成するか
最初に重要なのは、ターゲットの設定です。自社の商品を必要とする人の性別、年齢層、地域、平均的な収入、特性などを具体的にイメージしましょう。ターゲットが必要とする情報をピンポイントで提供することで、ホームページの専門性が高まります。
また、ターゲットによってデザインや文章も意識して変化させましょう(男性ビジネスユーザー向けにはニュースや教科書のような性格で簡潔な文章やデザイン構成、10代女性向けにはイラストを駆使したかわいらしく親近感を抱かせるイメージなど)
②どのような意図で情報を発信するか
コンテンツを公開する意図も重要です。「商品を購入してほしい」「自社のことをよりよく知ってファンになってほしい」など、意図によってコンテンツに盛り込むべき内容も異なります。
③何の情報を発信するか?
ターゲットや意図(コンセプト)が決まったら、具体的にどのような情報を発信するかについて検討します。最新の業界の事情やトレンドなどを踏まえて、ユーザーが今知りたがっている情報を公開できると効果的です。
④情報をどのように発信するか?
情報の公開方法はさまざまです。ブログなどのテキストで発信するケースが最も多いですが、動画を公開したり、PDFファイルでダウンロードできるようにしたりしておくなど、状況に応じて使い分けましょう。
⑤いつ情報を発信するか?
イベントの告知や季節商品の案内など、情報の発信時期が重要なケースもあります。
ホームページ有効活用事例3選
必要性が特に高い業界でホームページをうまく有効活用されている事例を3件紹介します。
株式会社スリーシーズ
株式会社スリーシーズは、企業パンフレット、営業マニュアル、特徴のある名刺など、営業支援に関するツールを販売している企業です。インターネットを使ったセールスの手法や、売上拡大のための組織づくりに関する提案などもおこなっています。
特に、売り上げ拡大のためのコンサルなどの業種はユーザーがメリットを実感することが難しいですが、株式会社スリーシーズでは、十分な情報をホームページ上で提供し、さらにPDFファイルで細かな資料も公開しています。
顧客がイメージしづらいサービスを、ホームページを使ってうまく説明している事例です。
MIZUSEN(リフォーム会社)
MIZUSENは岐阜県にあるリフォーム会社です。キッチン、トイレ、浴室、光冷暖などカバーする範囲は幅広いですが、リフォームの項目の中でも特に「水廻り」を強調し、「水道の水漏れ・つまりでお悩みの方は水専までご相談ください」と具体的な悩みに訴えかけるトップページが作られています。
営業区域内(岐阜県内)にて水詰まりに困ってインターネット検索をした方は、まずMIZSENのサイトにたどり着くはずです。
JINS!
格安価格でおしゃれなメガネを提供していることで知られているJINS!。
JINS!は若者向けの安価でおしゃれなメガネの印象が強いですが、老眼鏡の販売もここなっています。老眼鏡の購入ガイドのページでは、老眼鏡の症状や症状が現れる年齢、選び方などを詳しく紹介し、症状別におすすめのアイテムを紹介しています。さらにホームページ上で購入できるように設計されています。
「老眼鏡の選び方」1ページで、初めて老眼鏡を購入する人の全ての疑問が満たせるようになっています。
まとめ
ホームページはほぼすべての業種であった方が良いですが、中でも必要性・重要性が高い業種を紹介しました。
ECサイトやサービスの内容がイメージしづらい業種、人にバレたくない個人的な悩みを取り扱っている業種、緊急性の高いトラブルを解決するための業種などは、ホームページにて顧客に寄り添う姿勢を取ることが非常に重要になります。
そのために必要なことは、顧客とはどのような人か?顧客はどのような悩みを抱えているのか?ということを具体的に想定することです。
顧客のニーズや悩みに寄り添うという姿勢は、今回紹介したホームページの必要性が特に高い業種だけでなく、全ての業種に通じる部分なので、多くの方に参考にしていただける内容です。ぜひ、参考にしてください。