ホームページの制作でやってはいけないこと!NGさえ知っていれば回避できる

HP制作やリニューアルを行うにあたり、「やってはいけないこと」がたくさんあることをご存知ですか?
何気なくHP制作やリニューアルをしてしまうと、多額のコストを掛けたのに失敗で終わってしまうことになりかねません。ですが、いわゆる「NG」を理解しておくことで、自社HP運用を成功に導くことが出来るようになります。
本記事では、企画から運用に至るまでのNGについてを簡単に解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

目次

HP制作(リニューアル)時のNG〜企画編〜

HPでNGなこと

ここから、HP制作(リニューアル)時に「やってはいけないこと」について、3つの場面に分けて解説していきます。
HP制作やリニューアルをするにあたり考えておくべきことについて、「やってはいけないこと」を理解しておくことで、成功に大きく近づくことになるのです。
どれでも簡単なことばかりなので、しっかり学びましょう。

目的・ターゲットが曖昧なままで制作を開始する

自社HPを制作(リニューアル)する目的、どういった対象をターゲットにするのか、得たい結果(問い合わせや売り上げアップなど)は数値はどれくらいか?など、具体的に決まっていますか?企業によっては、会社創業時に「なんとなく」HPを作ることがあるようですが、「なんとなく」作ったHPによって得られるものは何でしょうか。

そもそもHPを作る(リニューアル)する目的が明確に決まっていない中では、デザインや方向性が決まらないため、ちゃんとしたHPを完成させることができないはずです。そこで、HPの制作(リニューアル)を企画する段階で「目的」「ターゲット」「目標数値」を会社(チームなど)として決めておかなければならないでしょう。

HPを制作(リニューアル)の方向性やコンセプトを決める際には、「HPを訪問した人が最終的にどのような行動をとってくれることが理想か」を考えることをお勧めします。
自社に問い合わせをして欲しいのか、商品を買って欲しいのか、求人に応募して欲しいのか等など、会社としてのゴールや目標を立てずに制作(リニューアル)に着手するのはかなり危険な行為と言えます。

ユーザーファーストを後回しにする

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HPを制作(リニューアル)する際には、必ず「ユーザーファースト」を意識しなければなりません。ユーザーファーストとは、「全てにおいてユーザー第一で考える」ということです。どんな場面でも、ユーザーが自社HPをみたときにスムーズに見られるようにしておく必要があるのです。
ユーザーファーストで考えるべきことは数多くあり、挙げればキリがありません。いくつかポイントを挙げて解説したいと思います。

①デザイン

HPのデザインについては、出来るだけ英語表記を減らすことで幅広い年代の方が見やすくなります。また、HPの動き(仕掛けなど)は最小限にしておくことで訪問者がストレスなく閲覧することが出来るでしょう。
なお、現在はスマートフォンでHPを見る人がほとんどです。レスポンシブデザイン(スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスで閲覧できるような状態)は必須

②コンテンツ

HPにとって基本であり重要な要素であるコンテンツですが、これについても「ユーザーファースト」が欠かせません。
Webコンテンツと言われることが一般的ですが、コンテンツ制作については「完全にオリジナル」であることを心がけましょう。何を間違えても、既に存在するコンテンツの内容をコピーしてはいけません。あくまでもリサーチしたことや既存の情報などを元にしてオリジナルコンテンツを作ることを意識するようにしてください。

Googleの検索においても、検索結果の上位に表示されるものはユーザーにとって親切であり、見やすいコンテンツであることが基本となります。

HP制作(リニューアル)時のNG〜制作編〜

hp-ng2

次は、実際にHPを制作(リニューアル)するに当たってのNGについてです。制作時のNGは様々なことがありますが、今回は「サーバー」「セキュリティ」「SEO対策」に絞って解説したいと思います。

レンタルサーバーを無料にする

HPを制作するにあたり、サーバーを契約することは必須事項です。多くのレンタルサーバーでは無料プランが存在しますが、無料プランを使っているHPには広告表示がされてしまったり、独自ドメインが使えない、SSL対応の有無などデメリットが多く存在します。
また、容量も低容量であるためにアクセス等が集中するようなことになった場合にサーバーがダウンしてしまうことにもなりかねません。

基本的には有料プランを利用するのですが、毎月のコストがかかってしまうものの相手の信頼を得ることにもつながるため、必要経費として考えてはいかがでしょうか。

違法コンテンツを作らない

先ほども「HPの基本であり重要なもの」と紹介したコンテンツですが、文章、画像(動画)などコンテンツに使用するものについては基本的に著作権や肖像権が存在します。
著作権フリーの画像や動画、購入すれば利用可能なものが数多くありますので、適切な方法で使用するようにしましょう。

優良なコンテンツは、自社の信頼向上や問い合わせ、購入率アップなどに貢献してくれることになります。だからこそ、細かいところまで気を使って作る必要があるのです。

SEO対策を適切にする

SEO対策は、今やHPの制作(リニューアル)において欠かせないことです。検索上位表示を目指すことは、問い合わせや購入率アップに間違いなくつながるからです。特に、コンテンツ作成においてSEOを意識することは重要であり、上位を狙える可能性を大いに秘めていると言えます。

このSEO対策において、コンテンツ内で「検索キーワード」などを不自然に使用したり、キーワードを意識するあまり文章として成立していないものについては検索結果として表示されにくくなります。つまり、Googleに不適切なコンテンツと判断されてしまうことになるのです。

SEO対策については、Googleが「ガイドライン」を公表しています。このガイドラインにしっかりと目を通し、適切な対策を講じましょう。

HP制作(リニューアル)時のNG〜運用編〜

HPの成功ポイント

最後は、HP運用にあたってのNG事項です。HPは完成がゴールではありません。完成し、運用が始まってからが勝負といっても過言ではないでしょう。
ここで気をつけるべき項目は全く難しくありません。この記事を読まれて対策されていない場合には、実践することをお勧めします。

作りっぱなしで放置する

先ほども述べた通り、HPは完成がゴールではありません。最新情報の更新や定期的なコンテンツ作成など、定期的に運用していくことでユーザーからの反応が得やすくなりますし、検索結果の上位にも上がりやすくなります。
逆に、更新などが停止してしまっているところについては、デザインや情報を見直してリニューアルするようにしましょう。

こまめな更新がどうしてもできない場合には、SNSとの連携がお勧めです。SNSを更新すると同時にHPにも動きが出るようにしておくと、HPが完成してから全く手をつけられていない状態を防ぐことができます。

アクセス解析をしない

運用において一番のNGがコレといっても良いかもしれません。アクセス解析は、自分のHPの課題を見つけるために必要不可欠なものであり、次のようなことがわかります。
・どういったユーザーか(性別、年齢など)
・どこからきたユーザーか(検索、広告など)
・ユーザーが最初に訪れたページはどこか
・ユーザーに一番見られているページはどこか
上記以外の項目もありますが、こういったことを分析して課題を見つけて改善することが重要なのです。

企画立案時に決めた目標や数値は達成できているか、もしできていないならば、その原因はどこにあるのか等を検討する際には、アクセス解析が必要になります。
慣れるまでは難しいかもしれませんが、できるようになっておくべきことと言えます。

まとめ

HPのポイント

ここまで、ホームページの制作(リニューアル)において「やってはいけないこと」を解説してきました。

今回お伝えしたことは、あくまでも一部ですが基本的なところです。これらをしっかりと押させておくことで、HP制作(リニューアル)の失敗を防ぐことができるのではないでしょうか。
HPは企業にとっての顔であり、様々な場面で役立ちます。NGは避けるようにしておきましょう。