HPをリニューアルしたい!コツから注意点まで徹底解説!!

最近「自社のHPからの問い合わせ数が減ってきた」「ネット販売サイトの売り上げが減ってきた」など、様々な理由から自社HPのリニューアルを検討することがあるのではないでしょうか。

また、上司からリニューアルを指示されたもののどうすればいいかわからない担当者もいるでしょう。

HPリニューアルには、いくつか注意すべきポイントがあります。それを抑えれば、リニューアルに失敗することはありません。

本記事では、HPリニューアルにあたって必要なことや注意すべきこと、やってはいけないことなどを解説します。

目次

最初にやるべきこととは?

HPをリニューアルすると言っても、何からやるべきなのか、どういった準備が必要かなど、考えるべきことはとても多くあります。ですが、何よりもやるべきことがあります。

それは、HPリニューアルの目的を明確にすることです。

HPリニューアルといえば、主なことはデザインの一新が挙げられますが、その裏には様々な目的があるのではないでしょうか。

例えば、問い合わせ数をあげたいのか、売り上げをあげたいのか、多くなりすぎたコンテンツを整理して見やすくしたいのか、HP全体の見やすさを改善することでPV率をあげたいのか…など、リニューアルをした結果どういったHPにしたいかをイメージできていなければなりません。

目的なくリニューアルを行うと、結局何が改善したかったのか、なにをどう変えたかったのかがわからないことになってしまいますし、方向性が定まりません。そういったことからも、最初に考えるべきは「目的を明確にすること」なのです。

HPリニューアルの手順は?

リニューアルについては、どういった手順を踏まなければならないのでしょうか。以下、基本的なリニューアル手順を解説します。

①現状の課題を分析する

まず、自社サイトの課題を分析することが必要です。リニューアルをしようとするきっかけになった課題が必ずあるはずですから、そこを深掘りして分析します。この課題分析を丁寧に行うことが、リニューアル成功の鍵になるといっても過言ではありません。

②目的・目標数値を決定する

課題を分析できたら、そこから目指すべきものを決めます。どういった改善を見込んでいるのか、目的は何か。目標とすべき数値(売上数や問い合わせ数など)は具体的にどれくらいかを決めることで、HPリニューアルの方向性が定まってきます。

③競合を分析する

方向性などが定まってきたところで、競合他社の分析をおこないます。どういったところが素晴らしいか、逆に何が課題であるかを見ることで自社のリニューアルに役立てます。他社もリニューアルする際には、同じように分析しているはずです。

④サイトマップの整理・再構築

HPリニューアルにおいて、サイトマップを細かく設定しておくことも必要です。サイトマプトは、サイト全体の構成図と言えるもので、サイト内の各ページの繋がりを俯瞰的に見ることができます。
サイトマップを大きく変えすぎてしまうと、ユーザーにとって不親切なサイトになってしまいます。しかし、全く同じままでは改善に繋がらない部分が出てくるでしょう。サイトマップの整理と再構築はとても重要な作業なのです。

⑤デザイン・コンテンツ制作等

サイトマップなどの構成が決まってきたら、デザインを作っていきます。サイトデザインについては、サイトの性質(会社紹介、通販など)によって大きく変わってきます。デザイン会社などそれぞれに強みを持っていますので、業者選定は丁寧に行いましょう。
また、既存のコンテンツをリライトするなどして整理することも必要になります。見やすい、ユーザーにとって親切なサイトを目指しましょう。
例えば、マーケティングに特化したものを作るならば、マーケティングの知識やスキルを持った人材が集まっている会社、ブランディングを強化したいならばそういったことに特化したデザインやコンテンツ制作を得意としている会社に依頼するなどです。

運用・改善

デザインやコンテンツが決まりHPリニューアルが完了したら、実際に運用していきます。そこで見えてくる効果などを測定し、改善を繰り返していきます。
多くの企業はHPを3〜5年でリニューアルすることが多いですが、それは、サイト制作にかかったコストがおよそ3〜5年の償却期間であるからと言われています。
リニューアルしたHPを公開して運用すると、具体的に数値で見えるものが出てきますので、そういったことを分析して新たな改善点を見つけ出していきましょう。

HPリニューアルで失敗しないために

ここからは、HPリニューアルにおいて失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します。企画の段階から意識しておくべきことですが、どれも簡単なことばかりです。しっかり頭に入れておきましょう。

目的を明確にすること

冒頭でも書きましたが、リニューアルの目的はできるだけ具体的にしておきましょう。曖昧になってしまうと、方向性やゴールがブレてしまいます。
デザイン変更による見やすさ向上なのか、売り上げや問い合わせ数の向上なのか、SEO対策を行うことで、検索上位に表示させることなのか。会社によって様々な目的があることでしょう。
一人で考えることなく社内で会議を頻繁に行って、目的を具体的に決めておくことが重要です。

リニューアル前のデザインは使わないこと

HPリニューアルにおいて、前のデザインを活用したいと思う気持ちが湧いてくることがあります。これまでのHPに馴染みがあったり何かしらの思い入れがあったりするのですが、あまりお勧めできません。
既存のHPには何かしらの課題があり、それを改善するためにリニューアルするからです。これまでのユーザーのことを考えると、これまでの流れやスタイルを継承したいと思いがちですが、そこは全てリニューアルするくらいの気持ちを持ちましょう。

ユーザーにとって親切なHPになっているかを常に意識すること

リニューアルしたHPは、最初はどうしても使いにくいものです。これまで訪問してくださっていたユーザーが離れてしまうことのないよう、「ユーザーにとって親切で使いやすいHP」を心がけましょう。コンテンツの見やすさや各ページへのアクセスの良さなどを意識しておくことで、SEOの向上を図ることにも繋がり、検索結果の上位表示の可能性も出てきます。

リニューアル費用の相場は?

リニューアル費用については、明確な基準が決まっていないことがほとんどです。そもそものHP制作費用自体が固定でない(ほぼオーダーメイド)であるため、金額設定が難しいところがあります。
リニューアルを依頼する業者については、HPを作ってくれたところだけでなくいくつか見積もりを依頼して、一番良いところに依頼しましょう。
一般的には、HP制作時にかかった費用と同額もしくは前後する程度であるようです。なお、サイトデザインや業者ごとの強みによって費用が大きく違うこともあります。その内容がHPリニューアルの目的やゴールにあっているかどうか、判断するようにすると良いのではないでしょうか。

まとめ

本記事では、HPリニューアルについての流れやポイント、失敗しないためのコツについて解説してきました。
HPリニューアルの目的やゴールをブレることなく理解して進めていけば、方向性やデザインなどがブレることはありません。
良いHPを作るため、ぜひ忘れないようにしたいところです。

それと実際にHPのリニューアルをする際に気になる「ドメイン」部分については、注意点なども加えて下記のサイトで詳しく紹介されておりますので参考にしてください。

▶▶ホームページリニューアルでドメインはそのままにするべきか※注意点も解説します