ホームページにも活用できるランチェスター戦略5つのポイント

みなさんこんにちは。

合同会社リードの金子です。

ホームページを持っているのに、なかなか思うような結果に繋がらなかったり、どうやって集客をしていけばいいのかイマイチ分からない。。。

ネット上ではSEO対策のやり方は沢山紹介されているけど、どれも効果が感じられない。。。

こんなお悩みを持っている会社さんなら、今回紹介するホームページに活用できるランチェスター戦略が役に立つと思います。

「ランチェスター戦略って何!?」

そう思うかもしれませんが(笑)これは、もともとは第一次世界大戦で活用された戦略で、その戦略を日本人の田岡信夫さんがビジネスに活用して広まったのが、このランチェスター戦略です。

「戦略」と聞くと、なんか難しいそうだったりするイメージがあるかもしれませんが、決してそうではなく、私も知らず知らずのうちにたどり着いたのが、このランチェスター戦略です。

起業当初の売れない毎日の中で、どうやれば受注が出来るのか?というのを何度も失敗を繰り返しながら、いきついたのが、まさにこのランチェスター戦略で、私がこの戦略を知ったのは、ようやくポツリポツリと受注が出来た時に出会いました。

そして、この戦略は実際の営業戦略だけではなく、ネット上でも使う事が出来る戦略で、SEO対策とつながる部分も多々あり、何よりこの戦略は

「弱者のための戦略になります」

この「弱者のための戦略」という言葉って良くないですか?聞いただけでワクワクしてこないでしょうか?私だけかな(笑)

今回はこの弱者が生き残っていくために必要な戦略をホームページに活用する方法を紹介していきたいと思います。

目次

ホームページに活用できるランチェスター戦略5つのポイント

ランチェスター戦略は本屋さんにいけば、売っているので企業をされている方であれば一度は読んでおいて損はしないと思います。

基本的にはリアルビジネスにおいての戦略になるのですが、これを今回は私が独自にホームページに活用した応用編をご紹介したいと思います。

では、その活用できる5つのポイントがこちら

1.局地戦

2.一騎打ち

3.接近戦

4.一点集中

5.武器の性能と兵力の数

この5つは、ランチェスター戦略でも欠かせないポイントでもあり、ネット上で勝ち残るためにも必要不可欠な要素でもあります。

これらを抑えてホームページに活用していくことで、大手のようなサイトにも負けない自社独自の販売ルートを確保することが可能です。

むしろこれらを無視して、ネット上に何かのサービスや商品を販売していくとなると、ネット上の巨大な大手のようなサイト、楽天、Amazon、などと対決をする事になってしまい、私のような中小企業レベルでは到底勝ち目などもなく、いくら頑張っても成果は得られません。

なので、わざわざこういった大手と戦く道を選ぶのではなく、弱者には弱者なりの勝てる所に参入していくことが必要不可欠です。

私も改めて、この本を読み返してみると、もっと工夫できるな~と感じさせられます。

では具体的にどんなポイントなのかを順番に解説していきます。

1.局地戦

今や多くの企業ではネットを活用したビジネス展開は必須とも言えるので、市場には多くのライバル他社が存在していると思います。

さらにネットならではのメリットでもある全国に情報を発信できるというのもあり、全国各地をターゲットにしたライバル他社が溢れかえっているので、そこに飛び込んでも光を見ないまま埋もれてしまうというのも少なくありません。

そんなライバルがうじゃうじゃいる中で、消耗しながら戦うよりも、効率的な戦いが「局地戦」です。

全国展開だと大手に負けてしまうのは目に見えているので、大手ではやらないような局地戦で挑んで、「●●●県の●●なら●●社が1番!」というポジションを確保していく。

こうすることで、ネット上でも検索上位を確保しやすいというメリットもあり、さらには、その特定のユーザーには全国展開をしている会社よりも、地元で企業している会社であれば、地域の事も詳しいだろうし何かと頼りれる存在になりそうだという安心感や親近感を得られやすくなります。

大手が提供している

「全国提供の●●社の●●サービス」

よりも

「●●●県で●●のお悩みなら●●社の●●サービス」

というポジションを取る事によって、特定のユーザーには全国展開をしている所よりも、親密に相談にのってくれそうだという局地戦に持っていくことが可能になるので、ホームページでも大手に埋もれる事もなく結果を得られやすくすることが可能です。

2.一騎打ち

ランチェスター戦略の法則でもある、一対一の対決に持ち込んで一騎打ちをする事が弱者にとっては必要不可欠な戦略であり、これをしないで確率戦に挑んでしまうと勝ち目がなくなってしまいます。

大手のような強者は、特定の市場や商品に集中することなくあらゆるジャンルでの多品種を展開して顧客を囲い込んでいるので、ここに飛び込んでしまい同じような多品種を取り扱ってしまうと確率戦になってしまい強者に負けてしまう。

なので弱者でのホームページに活用戦略では、特定のジャンルに絞り込んだ専門型のショップを構え、さらに少品種に絞り込んでいくことで大手では出来ないようなきめ細かい商品説明や魅力を詳しく紹介することが可能になります。

例えば、野菜専門で扱っているホームページを運用するなら季節ごとの旬の野菜を期間限定での販売にしたり

その野菜が収穫できるまでのオーナーさんの苦労や育て方などを、事細かくホームページに紹介していくことで、その野菜にストーリーを持たせてあげる事が可能です。

このストーリーを持った商品やサービスは大手では到底真似できない細かい情報となっているので、同じ商品であっても付加価値を備えることが可能です。

つまり大手の価格競争とも無縁な状態で商品やサービスがホームページで販売可能という事になります。

3.接近戦

大手では多額の費用を投資ができるので、ネット上でのリスティング広告やSEO対策といった部分にも中小企業が真似できないレベルの金額をつぎ込むことが可能になるので多くのアクセスを集めることが可能です。

このような戦略を弱者がとってしまうと、すぐに資金が底をついてしまうので、予算を大手のように掛けられない弱者では、SNSの活用やブログ記事などでの1人1人の顧客とのコミュニケーションを取りながらファンを確保していくというのが「接近戦」になります。

地道な戦略となりますが、こうしたSNSやブログでファンを確保している方の中には大手以上の影響力を持った個人も出てきているのも事実です。

こうした大手では出来ないような、その人「個人」を売りにしたファン作りをする事で、大手に比べて少ない母体ではありますが根強いファンを生み出してくれたり、ファンが発信した口コミで広がったりという効果が期待できるのでホームページに活用していくことがおすすめです。

4.一点集中

大手では多額の広告費を投資して数多くの商品やサービスを提供して、おりますが、弱者の戦略としては、その逆をいくニッチな商品に特化していくべきです。

品揃えやマーケティング力では多額の費用を投資できる大手には敵いませんのが、ある特定の商品なら大手には負けない知識があることをアピールできれば一点集中して勝負できます。

例えば

お財布を販売している大手のECサイトがあったとしたら、それと同じECサイトでは勝ち目がありませんので、特定の商品に絞り込みます。

男性用の革製品のお財布とか

さらには、その革製品も「●●●の革を使用して●●という手法で作られたお財布」という、こだわりの商品をアピールすることで、ここでしか手に入らない商品を販売することが可能になります。

ポイントはニッチな商品選定です。

ニッチな商品と、その商品の魅力や、オーナーのこだわりを紹介することで、そのホームページでしか手に入らないポジションを獲得することで、大手とは比較される事がない販売が可能になってきます。

5.武器の性能と兵力の数

ランチェスター戦略では武器の性能×兵力=戦闘力

という法則があり、ここを高めていくことで負けにくいビジネス展開が可能になってくる。

そして、これをホームページにたとえると、

武器の性能=コンテンツの品質

兵力=コンテンツの量

という事になってくる。

これはホームページに集客をする上では欠かせないポイントでもあり、ここを継続的にしていかないと、どんなに良い商品でも、お客さんが集まらない限りは1つも売れない結果となってしまうので、コンテンツの蓄積は必要不可欠になってきます。

もちろん大手のサイトでも、このようなコンテンツは大量の資金を投資して、専門のライターなどに記事を書かせているので、質や量も普通に蓄積していくだけでは到底かないません。

ではどうするか?

これは、1~4までを解説してきた要素を取り入れて、「局地戦」「一騎打ち」「接近戦」「一点集中」といったポイントを抑えた、ニッチなコンテンツ作りをしていく必要があります。

このホームページでしか得られない、その商品やサービスのリアルな声や販売にいたるまでのストーリーなど、大手には発信できない細かい所にまで目を向けたコンテンツを作り出していくことで、自社のホームページを活性化させてあげることが可能です。

ホームページを活用するならランチェスター戦略がおすすめ

今回はランチェスター戦略を紹介しましたが、ここで紹介した1~5というのは、どれもSEO対策にも繋がるポイントでもあります。

つまり1~5を積極的に取り入れてホームページ活用をしていくだけで、Seo戦略もできる効果的な活用方法ともいえると思います。

大手のような巨大なサイトと真正面から戦っても到底勝ち目はありませんので、弱者は弱者なりの戦略を取る必要があります。

大手を真似したような商品選定やサービス内容では、一般のお客さんからしてみたら、ただのパクリ商品だ!というイメージにしかなりませんので、ニッチな商品選定でオーナーさんの苦労話や、その商品やサービスに対してのストーリーを盛り込んであげる事で、大手には真似できない商品販売が可能となります。

是非ともこれからのホームページ制作に役立ててください。

それではまた!