ホームページ制作会社の乗り換え時に注意するポイント

皆さんこんにちは。

あまり知られていないと思いますが、既存のホームページ制作会社から、別のホームページ制作会社に乗り換えすると、かなりメリットが大きい場合があります。

「月額費用が安くなる」「デザインが一新される」「無料でスマホ対応」「無料SSL対応」などなど、既存の制作会社では有料になっていた部分が無料になったり、デザインが新しくなり会社のイメージアップにもつながったりもします。

その他にも、既存の制作会社に何らかしらの不満がある

「毎月の運用費用が高い」「担当スタッフの対応に満足できない」「他のホームページ制作会社の方が優れたデザインのホームページを制作してくれる」などのさまざまな理由によりホームページ制作会社の変更を検討されることもあるかと思います。

しかしながら、ホームページ制作会社の変更にはいくつかの注意が必要でもあります。今回は、ホームページの乗り換えの際に注意すべきポイントについて紹介します。

目次

ホームページ制作会社の乗り換え時に注意するポイント

まずは、ホームページ乗り換えのために必要な情報をそろえなければなりません。以下の情報が揃えられなければ、ホームページの乗り換えそのものが困難になってしまったり、意図しない費用が発生してしまったりすることがあります。

ホームページ制作会社に確認すべきこと

まずは、現在契約中のホームページ製薬会社に以下4点の情報を確認します。

ソースコード

ソースコードとは、html、css、JavaScriptなどのホームページ記述言語やプログラミング言語のことです。ホームページは、ソースコードに記述された内容の通りに画面上で表示されるようになっており、いわばホームページの台本のようなものです。通常、ソースコードは契約中のホームページ制作会社が管理をしています。

ホームページを乗り換える場合には、ソースコードを新たに契約する制作会社に渡さなければならないので、現在のホームページ制作会社からデータをもらっておく必要があります。

サーバーの情報

ホームページを公開するために、制作会社経由でレンタルサーバーを契約しているケースが多いと思いますが、制作会社を変更する際にはレンタルサーバーのIDとパスワードをもらっておく必要があります。また、ホームページ制作会社の名義でレンタルサーバーを契約している場合には、レンタルサーバーの名義変更の手続きも同時に必要になります。

さらには、ホームページの更新作業などのために、サーバーへの接続情報(FTPやSSHなど)の接続情報も必要です。

ドメインの情報

ドメイン情報とは、「お名前.com」や「スタードメイン」などのホスティング会社の管理画面にアクセスするための情報です。「●●●.com」や「●●●.co.jp」などのドメインがIPアドレスと紐づけて管理されており、制作会社の乗り換えの際にこれらの情報を引き継がないと、ホームページの閲覧やメールの設定ができなくなります。

ドメイン情報に関しても、ホームページ制作会社名義での契約の場合には名義変更が必要です。

CMSのログインのために必要な情報

ワードプレスなどでホームページやブログの管理をしている場合、その管理用のIDとパスワードを引き継いでおく必要があります(ブログ更新用などのユーザーIDとは別に管理者IDが設定されている場合)。

自社で確認すべきこと

自社で確認すべきことは以下の2点です。

現在の契約料金

現在、ホームページ制作会社に毎月どれだけのランニングコストを支払っているのか確認しておきましょう。ホームページ制作会社を変更する理由が毎月の月額ではなかったとしても、新しいWeb会社を選ぶ際の基準になります。

アクセス数など費用対効果

現在のホームページのアクセス数やコンバージョンなど制作会社を変更した後に、費用対効果を計るためのデータを確認しておきましょう。

現在契約中のホームページ制作会社の詳細を確認する

ホームページ制作会社に確認するデータの他に、現在の契約状況についても併せて確認しておきましょう。

更新期間は満了しているか

ホームページ制作会社との契約には、通常契約期間が設けられています。更新期間以外に解約した場合には、違約金や解除料などの名目で費用が発生するケースがあるので、更新期間についてのチェックは必ずしておきましょう。

契約プランによっては、更新期間が自動更新される場合もあるので、契約から年数が経過しているといっても更新期間ではないケースがあります。

サーバーやドメインはどちらが所有しているか?

サーバーやドメインの契約を自社でおこなっている場合、ログインIDやパスワードの情報を制作会社からもらうだけでOKですが、制作会社が所有している場合には名義変更の手続きが必要になります。制作会社側に手続きを進めてもらう必要があるので、スケジュールに余裕をもって手続きをしましょう。

画像やファイルの著作権はどちらのものか?

画像やファイルの著作権が自社にあるのか制作会社にあるのかについての重要です。確認をしないまま、ホームページの乗り換えをした場合、後から著作権違反の問題が生じてしまうことがあります。

自社にとって理想的なホームページ制作会社を選ぶ

最後に、自社にとって最適なホームページの選び方について紹介します。

ホームページ制作会社の対応エリアをチェック

ホームページにおいて重要なポイントは、トラブル時を始め更新や運用などの打ち合わせや作業をする際に小回りが利くことです。そのために重要なポイントが、ホームページ制作会社が地理的に近いことです。ホームページを確認し、対応エリアをチェックしましょう。

ホームページ制作会社のホームページが魅力的か否か

ホームページ制作会社のホームページは、最も分かりやすい制作実績の一つです。少なくとも、ホームページ制作会社のホームページが魅力的に見えない場合は、依頼しても好みのホームページが出来上がる可能性は低いでしょう。

十分なコストパフォーマンスが期待できるか

コストパフォーマンスを計るには、イニシャルコストやランニングコストの他にアクセス数やコンバージョン率飲み込みなどを踏まえて判断します。ホームページ制作会社の乗り換えをする場合、どうしても乗り換え時に初期費用などの費用負担が生じるので、中・長期的な視点での判断が必要です。

制作会社の得意分野は何か?

ホームページ制作会社にはそれぞれ得意分野があります。例えば、ホームページのデザインに強みのある会社、SEO対策に実績のある会社などです。あるいは、建築関係の企業のホームページ制作に特化している業者など、特定の業界を想定ユーザーとしている会社もあります。

制作会社の得意分野に当てはまる企業を選定して、最大限の効果が得られるようにしましょう。

サーバーやドメインはどうなるのか?

新しく契約するホームページ作成会社との契約では、サーバーやドメインがどのような扱いになるのかのチェックをしましょう。将来的にさらにホームページ制作会社を変更する可能性がある場合には、自社でサーバーやドメインを管理したいものです。

まとめ

今回はホームページの乗り換えの際の注意点について紹介医師ました。

ホームページの乗り換えは、現在の契約状況を明確にするところからスタートします。契約状況の確認だけではなく、現状のサイト分析も併せて実施しましょう。サーバーやドメインに関する情報は、現在契約しているホームページ制作会社との契約が切れても必ず必要なものなので、漏れなく現在の業者に情報を取得するようにしましょう。

また、ホームページの乗り換えは手間や費用が掛かるものです。現状分析と乗り換え後の費用対効果の予測を分析して、失敗のないように注意しましょう。

ホームページの乗り換えのポイントを押さえて、ホームページ乗り換えの際に最大限のメリットを得ましょう。